いっ‐しょう〔‐シヤウ〕【一生】 の意味

  1. 生まれてから死ぬまでの間。終生 (しゅうせい) 。生涯。「幸せな一生を送る」「事業に一生を捧げる」「一生を棒にふる」「一生忘れられない出来事」
  1. やっと生き延びること。一命。「九死に一生を得る」
  1. (「一生の…」の形で)生きている間に一度しかないようなこと。生涯にかかわる重大なこと。「一生の願い」「一生の不覚」
  • 名詞

いっ‐しょう〔‐シヤウ〕【一生】の慣用句

  1. いっしょうけんめい【一生懸命】
    • [名・形動]《「一所懸命」から》
    • 命がけで事に当たること。また、そのさま。「一生懸命に働く」「一生懸命探しまわる」
    • 引くに引けないせっぱ詰まった場合。瀬戸際。
      「―の敵(かたき)を防ぐ」〈風来六部集・放屁論〉
  1. いっしょうしょうじん【一生精進】
    • 生涯、仏道の修行に専心すること。
      「―にて、読経うちして」〈徒然・八六〉
  1. いっしょうの【一生の】
  1. いっしょうのねがい【一生の願い】
    • 生きている間に一度しかしないような、重要な願い。一生のお願い。
      「木村は―として葉子との結婚を申し出た」〈有島或る女
  1. いっしょうのふさく【一生の不作】
    • 生涯かかわる失敗。取り返しのつかない過ち。
  1. いっしょうふしょ【一生補処】
    • 仏語。一度だけ、生死の迷いの世界につながれてこの世に生を受けるが、次の世は仏になることができる菩薩(ぼさつ)の最高位。特に、弥勒(みろく)菩薩についていう語。
  1. いっしょうふぼん【一生不犯】
    • 仏教の戒律を守り、一生を通して異性と交わらないこと。
      「―の座主、かの箱をあけて見給ふに」〈平家・二〉
  • いっ‐しょう〔‐シヤウ〕【一生】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・どうか後生一生のお願いですから、人間の脚をつけて下さい。

      芥川竜之介「馬の脚」

    • ・・・そのむずかしい役目を勤めてくれた医師が帰って後の、お前たちの母上の顔を見た私の記憶は一生涯私を駆り立てるだろう。

      有島武郎「小さき者へ」

    • ・・・やっぱり君は一生歌を作るだろうな。

      石川啄木「一利己主義者と友人との対話」