だい‐しょ【代書】例文一覧 2件

  1. ・・・勘当ではない自分で追出て、やがて、おかち町辺に、もぐって、かつて女たちの、玉章を、きみは今……などと認めた覚えから、一時、代書人をしていた。が、くらしに足りない。なくなれば、しゃっぽで、袴で、はた、洋服で、小浜屋の店さして、揚幕ほどではある・・・<泉鏡花「開扉一妖帖」青空文庫>
  2. ・・・というは馬喰町の郡代屋敷へ訴訟に上る地方人の告訴状の代書もすれば相談対手にもなる、走り使いもすれば下駄も洗う、逗留客の屋外囲の用事は何でも引受ける重宝人であった。その頃訴訟のため度々上府した幸手の大百姓があって、或年財布を忘れて帰国したのを・・・<内田魯庵「淡島椿岳」青空文庫>