だいぼさつ‐とうげ〔‐たうげ〕【大菩薩峠】例文一覧 2件

  1. ・・・僕はやはり西川といっしょに中里介山氏の「大菩薩峠」に近い丹波山という寒村に泊まり、一等三十五銭という宿賃を払ったのを覚えている。しかしその宿は清潔でもあり、食事も玉子焼などを添えてあった。 たぶんまだ残雪の深い赤城山へ登った時であろう。・・・<芥川竜之介「追憶」青空文庫>
  2. ・・・というのに驚いて、あたりを見ると、右に灰色した大きな建物、左に『大菩薩峠』の幟を飜す活動小屋が立っていて、煌々と灯をかがやかす両側の商店から、ラヂオと蓄音機の歌が聞える。 商店の中で、シャツ、ヱプロンを吊した雑貨店、煎餅屋、おもちゃ屋、・・・<永井荷風「寺じまの記」青空文庫>