たくみ【巧み/工/匠】 の意味

  1. 《動詞「巧む」の連用形から》
  1. [名]
  1. 細工師・大工など、手先や道具を使って物を作る職人。工匠。「飛騨の―」
  1. 技巧や意匠。「―を凝らす」
  1. 美しいものを作りだすわざやはたらき。
  1. はかりごと。くわだて。たくらみ。
    • 「我 (おれ) も男児 (をとこ) なりや汚い―を腹には持たぬ」〈露伴五重塔
  1. [形動][文][ナリ](巧み)物事を手際よく、じょうずに成し遂げるさま。「―に難関を切り抜ける」「馬を操るのが―な人」
  • 名詞

たくみ【巧み/工/匠】の慣用句

  1. たくみどり【巧み鳥/巧み婦】
    • 《巣を作るのが巧みなところから》
  • たくみ【巧み/工/匠】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・が、博士は悠然と葉巻の煙を輪に吹きながら、巧みに信用を恢復した。

      芥川竜之介「馬の脚」

    • ・・・花田  そのためには日ごろの馬鹿正直をなげうって、巧みに権謀術数を用うることを誓う。

      有島武郎「ドモ又の死」

    • ・・・一ツ目小僧の豆腐買は、流灌頂の野川の縁を、大笠を俯向けて、跣足でちょこちょこと巧みに歩行くなど、仕掛ものになっている。

      泉鏡花「伯爵の釵」