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たちばな【×橘】 の意味

  1. ミカン科の常緑小高木。枝にとげをもち、葉は小さい。6月ごろ、白い5弁花を開く。実は小さく、黄熟しても酸味が強く苦みもあり食用にはしない。日本たちばな。 実=秋 花=夏》「青き葉の添ふ―の実の割かれ/草城
  1. カラタチバナの別名。
  1. 生食された柑橘 (かんきつ) 類の総称。
  1. 紋所の名。タチバナの葉と実とを組み合わせて描いたもの。

たちばな【×橘】の慣用句

  1. たちばなづき【橘月】
    • 陰暦5月の異称。
  1. たちばなどり【橘鳥】
  1. たちばなもどき【橘擬】
    • バラ科の常緑低木。枝にはとげがあり、長楕円形の葉を密につける。初夏、黄白色の花が密生して咲き、実は平たい球形で橙黄色に熟す。中国の原産。庭木や生け垣などにする。ピラカンサ。ほそばのときわさんざし。
  1. たちばなやき【橘焼(き)】
    • すりつぶした魚の肉をビワの実の大きさに丸め、クチナシで黄色に色づけし、たれ味噌で煮てカラタチの枝に挿した料理。
  1. たちばなを【橘を】
    • [枕]橘の木を守るために番人を置く意から、地名の「守部(もりべ)」にかかる。
      「―守部の里の門田早稲(かどたわせ)」〈・二二五一〉
  • たちばな【×橘】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・源平藤、どの天下も結局あるのはないに若かぬ。

      芥川竜之介「俊寛」

    • ・・・     甲冑堂 南谿が東遊記に、陸前国苅田郡高福寺なる甲冑堂の婦人像を記せるあり。

      泉鏡花「一景話題」

    • ・・・ 一体三味線屋で、家業柄出入るものにつけても、両親は派手好なり、殊に贔屓俳優の之助の死んだことを聞いてから、始終くよくよして、しばらく煩ってまでいたのが、その日は誕生日で、気分も平日になく好いというので、髪も結って一枚着換えて出たので・・・

      泉鏡花「葛飾砂子」