たて‐こう〔‐カウ〕【立(て)坑/縦坑/×竪坑】例文一覧 2件

  1. ・・・親爺は六番坑で竪坑から落ちて来た坑木に脚をやられた。そして、三本脚の松ツァンと呼ばれる不具者になってしまった。「俺ら、トロ押せねえだ。」市三は、坑内へおりて来るまで、自分の細い腕を危ぶんだ。「……。」親爺は、燻った四畳半で、足のない・・・<黒島伝治「土鼠と落盤」青空文庫>
  2. ・・・ゾラの小説にある、無政府主義者が鉱山のシャフトの排水樋を夜窃に鋸でゴシゴシ切っておく、水がドンドン坑内に溢れ入って、立坑といわず横坑といわず廃坑といわず知らぬ間に水が廻って、廻り切ったと思うと、俄然鉱山の敷地が陥落をはじめて、建物も人も恐ろ・・・<徳冨蘆花「謀叛論(草稿)」青空文庫>