出典:デジタル大辞泉(小学館)

[感]

  1. 対象をある行動に誘ったり、促したりする気持ちを表す。さあ。どうぞ。

    1. 「―、君も書い給へ」〈・若紫〉

  1. 思い立って行動しようとする気持ちを表す。さあ。どれ。いざ。

    1. 「橘の古婆の放髪 (はなり) が思ふなむ心愛 (うつく) し―我は行かな」〈・三四九六〉

  1. 強く心に感じたときの気持ちを表す。いや。いやもう。

    1. 「―、あな心憂」〈・一三八〉

  1. 自分の心にそぐわないとき、また相手に同意できないときなど、否定的な気持ちを表す。いや。さあ。

    1. 「―、さも侍らず」〈大鏡・序〉

  1. 改まって事柄を述べるときに用いる。さて。そもそも。

    1. 「―、またいみじく侍りしことは」〈大鏡・道長下〉