た‐ほう〔‐ハウ〕【他方】 の意味

  1. ほかの方面。別の方向。また、二つのものの、もう一方。「一方は丸、他方は四角」
  1. (副詞的に用いて)ほかの方面から見ると。一方。「他方、悪いこととは必ずしもいえない」
  • 名詞
  • た‐ほう〔‐ハウ〕【他方】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・が、そのいら立たしさがまた、他方では、ややもすると、この怖れを眼ざめさせた。

      芥川竜之介「忠義」

    • ・・・そして一方の親が倒された時には、第四階級という他方の親は、血統の正しからぬ子としてその私生児を倒すであろう。

      有島武郎「片信」

    • ・・・一例を挙げるならば、近き過去において自然主義者から攻撃を享けた享楽主義と観照論当時の自然主義との間に、一方がやや贅沢で他方がややつつましやかだという以外に、どれだけの間隔があるだろうか。

      石川啄木「時代閉塞の現状」