出典:デジタル大辞泉(小学館)

  1. 生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来、肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。霊魂。たま。「―が抜けたようになる」「仏作って―入れず」

  1. 心の活力。精神。気力。「仕事に―を打ち込む」

  1. それなしではそのものがありえないくらい大事なもの。「刀は武士の―、鏡は女の―」

  1. (多く「…だましい」の形で)そのもののもつ固有の精神。また、気構え。「大和 (やまと) ―」「負けじ―」

  1. 思慮。分別。

    1. 「いみじう―おはすとぞ世人に思はれ給へりし」〈大鏡・道隆〉

  1. 素質。天分。才気。

    1. 「筆とる道と、碁うつこととぞ、あやしう―のほど見ゆるを」〈・絵合〉

  1. 《武士の魂とされるところから》刀。

    1. 「わが夫 (つま) のこの―、婿引出 (ひきで) に」〈浄・彦山権現