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国語辞書
品詞
名詞
「多様」の例文
意味
例文
慣用句
た‐よう〔‐ヤウ〕【多様】例文一覧
30件
・・・ なぜなれば、児童等の現実に於ける生活は
多様
だからです。そして、真の児童のための読物は、彼等の生活と関係あるものでなければならないからです。 知識と経験の調和のみが、いゝ童話を、そして、また、いゝ児童の読物を作るのであります。そ・・・
<
小川未明
「新童話論」
青空文庫
>
・・・ 私のこの稿は専門の倫理学者になる青年のためではなく、一般に人間教養としての倫理学研究のためであるが、人間の倫理的疑問及びその解決法は人と所と時とによって
多様
であるように見えても、自ら、きまった、共通なものである。まずその概観を得るがい・・・
<
倉田百三
「学生と教養」
青空文庫
>
・・・しかし現実の恋愛は実に
多様
な場合があり、陥りやすき人間の弱点があり、社会的不備から生ずる同情すべき散文的側面があり、必ずしも一概にはいえないさまざまの事情があるものである。 ことに私の上来のいましめはイデアリストに現実的心得を説くよりも・・・
<
倉田百三
「学生と生活」
青空文庫
>
・・・後者に関してはその種類が
多様
であるのと、技術知の習得に関するので、特に挙げてあげつらうことができない。ただこの場合において一、二の注意を述べるなら、職能に関する読書はその部門の全般にわたる鳥瞰が欠くべからざるものであるが、そのあいだにもおの・・・
<
倉田百三
「学生と読書」
青空文庫
>
・・・何故なら恋の色彩は
多様
でもいのちと粋とは逸してしまうからだ。真に恋愛を味わうものとは恋のいのちと粋との中心に没入する者だ。そこでは鐘の音が鳴っている。それは宗教である。享楽ではない。 清姫の前には鐘があった。お七の前には火があった。そし・・・
<
倉田百三
「女性の諸問題」
青空文庫
>
・・・もちろん一見灰色で単純に見えて、その実、複雑で
多様
な、なか/\腹の底を割って見せない農民の生活を十分、委曲をつくして表現し得ているとはいえない。 ブルジョア文学になると、もっと農民を、ママ子扱いにしている。島崎藤村の「千曲川のスケッチ」・・・
<
黒島伝治
「農民文学の問題」
青空文庫
>
・・・こういう意味では音楽自身よりもこうした音楽映画は数等複雑
多様
なディメンションをもった芸術であると思われる。 四 その夜の真心 前説と同様な意味で、この映画はたとえ何十回競馬を見物に行っても味わうことの六かしいと思わ・・・
<
寺田寅彦
「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
青空文庫
>
・・・ただこの映画に現われる多数
多様
のアジア人種の顔つきや表情は、注意して見ているとなかなか興味がある。毛皮市場や祭礼の群衆の中にわれわれの親兄弟や朋友のと同じ血が流れている事を感じさせられ、われわれの遠い祖先と大陸との交渉についての大きな疑問を・・・
<
寺田寅彦
「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
青空文庫
>
・・・これは、映画がまだ芸術として若い芸術であるという事が一つ、それから映画の成立にいろいろなテクニカルな要項が付帯しているために、それに関する知識の程度によって批評家の種類と段階の差別が
多様
になるという事がもう一つの原因になるのではないかという・・・
<
寺田寅彦
「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
青空文庫
>
・・・可能な道は無限に
多様
であって、その中の一つを指定すべき与件は一つもないのである。 これと反対に、現世で予測のできない事がらが逆転映画の世界では確定的になるから妙である。たとえば一本の鉛筆を垂直に机上に立てて手を離せば鉛筆は倒れるが、それ・・・
<
寺田寅彦
「映画の世界像」
青空文庫
>
・・・それを的確に成効しうるためにはそのレンズに関する方則を正確に知らなければならない、のみならず、またその個々の場合における決定条件として
多様
の因子を逐一に明らかにしなければならない。この前者の方則については心理学のほうから若干の根拠は供給され・・・
<
寺田寅彦
「怪異考」
青空文庫
>
・・・芸術家の使命は
多様
であろうが、その中には広い意味における天然の事象に対する見方とその表現の方法において、なんらかの新しいものを求めようとするのは疑いもない事である。また科学者がこのような新しい事実に逢着した場合に、その事実の実用的価値には全・・・
<
寺田寅彦
「科学者と芸術家」
青空文庫
>
・・・科学の区別は別問題として、その人々の科学というものに対する見解やまたこれを修得する目的においても十人十色と云ってよいくらいに多種
多様
である。実際そのためにおのおの自己の立場から見た科学以外に科学はないと考えるために種々の誤解が生じる場合もあ・・・
<
寺田寅彦
「科学上の骨董趣味と温故知新」
青空文庫
>
・・・さて吾々の活力が外界の刺戟に反応する方法は刺戟の複雑である以上固より多趣
多様
千差万別に違ないが、要するに刺戟の来るたびに吾が活力をなるべく制限節約してできるだけ使うまいとする工夫と、また自ら進んで適意の刺戟を求め能うだけの活力を這裏に消耗し・・・
<
夏目漱石
「現代日本の開化」
青空文庫
>
・・・いやしくも評家であって、専門の分岐せぬ今の世に立つからには、
多様
の作家が呈出する答案を検閲するときにあたって、いろいろに立場を易えて、作家の精神を汲まねばならぬ。融通のきかぬ一本調子の趣味に固執して、その趣味以外の作物を一気に抹殺せんとする・・・
<
夏目漱石
「作物の批評」
青空文庫
>
・・・ かように意識の内容が分化して来ると、内容の連続も多種
多様
になるから、前に申した理想、すなわちいかなる意識の連続をもって自己の生命を構成しようかと云う選択の区域も大分自由になります。ある人は比較的知の作用のみを働かす意識の連続を得て生存・・・
<
夏目漱石
「文芸の哲学的基礎」
青空文庫
>
・・・種類が多ければ多いほど文壇は多趣
多様
になって、互に競り合が始まる訳である。 もしこの二種類の競争すなわち圏の内外に互に競争が同時に起るとすると、向後吾人の受くる作物は、この両個の刺激からして、在来のはますます在来の方向で深く発達したもの・・・
<
夏目漱石
「文壇の趨勢」
青空文庫
>
・・・その深遠な理由は、思想が人間性の苦悩の底へ、無限に深くもぐりこんで抜けないほどに根を持つて居るのと、多岐
多様
の複雑した命題が、至るところで相互に矛盾し、争闘し、容易に統一への理解を把握することができないこと等に関聯して居る。ニイチェほどに、・・・
<
萩原朔太郎
「ニイチェに就いての雑感」
青空文庫
>
・・・俳人の極めて幼稚なるものといえども、趣味の
多様
なることは曙覧の歌のわずかに新奇ならんとせしがごときに非ず。曙覧をして俳人ならしめば、ほとんどその名だに伝うるあたわざりしなるべし。いわんや彼は全く調子を解せざるをや。しかるにかくのごとき曙覧を・・・
<
正岡子規
「曙覧の歌」
青空文庫
>
・・・そうだとすれば、どうして自分の一生の価値のため、そのゆたかさと
多様
な希望の実現をもたらす生きかたとして民主的方法の確立のために、素直になり、まじめにならないでいられよう。私たちの心情には一つの熱望がある。それは日本の女性の真の心を、世界の女・・・
<
宮本百合子
「明日の知性」
青空文庫
>
・・・ほんとうに協力すべきものとして、男と女が互に理解し、その理解のうえに立って愛し合い、そして生涯を生きてゆくならば、協力の場面の多さと、協力の意味の
多様
さとその変化の多さにびっくりしないではいられないと思う。協力はいつでも前掛けをかけていると・・・
<
宮本百合子
「明日をつくる力」
青空文庫
>
・・・人民層の
多様
さに応じた
多様
な歴史的善意が、それぞれの必然によって湧きたち、そのものとしてうけ入れられ、結合され高められつつあります。個人の善意がそのような形で結集しよりつよい形で生かされようとしています。 この新しい段階の
多様
な面白さ、・・・
<
宮本百合子
「新しい抵抗について」
青空文庫
>
・・・人間らしい生活の
多様
さや発展、生きている甲斐が感じられるような人生をもとめて結婚した一人の若い女が、あいてと自分との結婚生活の現実に見出したものは、無目的で、エゴイスティックな理想のない日々の平安への希望だけであった。流れ動き生成する男女の・・・
<
宮本百合子
「あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」
青空文庫
>
・・・ プロレタリア文学の形式の
多様
化の一つとして、われわれに求められているのは、愉快な階級的哄笑を爆発させるプロレタリア諷刺劇、又は諷刺小説、詩である。 例えば、左翼劇場で上演した「銅像」を、みんなどんなによろこんで観、あとまでその印象・・・
<
宮本百合子
「新たなプロレタリア文学」
青空文庫
>
・・・経済矛盾の大きい社会ほど、売淫は
多様
広汎になって来る。ベルリンに、日本に、売笑のあらゆる形態が生れ出ていることは、ファシズムの残忍非道な生活破壊の干潟の光景である。独善的に民族の優越性や民族文化を誇張したファシズム治下の国々が、ほかならぬそ・・・
<
宮本百合子
「偽りのない文化を」
青空文庫
>
・・・『甲陽軍鑑』がこれらの部分において語っていることは、非常に多種
多様
であるが、しかしそれを貫いて一つの道徳的理想が動いているように思われる。軍法の巻においてさえも、その主要な関心は、戦術や戦略の末ではなくしてその「もと」を探ることにあった・・・
<
和辻哲郎
「埋もれた日本」
青空文庫
>
・・・これらの
多様
なる本能が統一せられた所に個性がある。従って個性もまた明確に認識せられ得るはずのものではない。 個性は、たとえていえば人相のようなものである。一、二の特徴を捕えることは出来るが、微妙な線や表情になると到底詳しく説明することは・・・
<
和辻哲郎
「自己の肯定と否定と」
青空文庫
>
・・・近代文化が多種
多様
な内容を持っていただけに、その計算の結果も定めて複雑なものだろう。
<
和辻哲郎
「世界の変革と芸術」
青空文庫
>
・・・いかに人形使いの手先が器用であるからといって、人形に無限に
多様
な動きを与えることはできない。手先の働きには限度がある。そこでこの限度内において人形を動かすためには、不必要な動作、意味の少ない動作は切り捨てるほかはない。そうすれば人の動作にと・・・
<
和辻哲郎
「文楽座の人形芝居」
青空文庫
>
・・・の意義の
多様
を弁別しおくこともまた必要であろう。 岸田君の論文集が自分に与えた感銘はこれだけにとどまらない。が、自分はただこの書を読者諸君に推薦し得たことに満足して筆を擱く。
<
和辻哲郎
「『劉生画集及芸術観』について」
青空文庫
>