出典:デジタル大辞泉(小学館)

[動ラ四]
  1. 物の末端が下方へさがる。たれさがる。

    1. 「あさましう高うのびらかに、先の方少し―・りて」〈・末摘花〉

  1. したたる。流れおちる。

    1. 「父の命はたくづのの白ひげの上ゆ涙―・り嘆きのたばく」〈・四四〇八〉

[動ラ下二]たれる」の文語形。
[補説]中世初期に「垂らす」が用いられるようになり、他動詞としては下二段の「垂る」と併用されるようになった。その影響で自動詞のほうにも変化が生じ、自動詞の四段「垂る」はしだいに用いられなくなった。現代では自動詞としては「垂れる」、他動詞としては「垂れる」と「垂らす」がある。