たん‐び【嘆美/×歎美】例文一覧 3件

  1. ・・・特に建築の美には歎美を惜しまないそうである。 そう云えば音楽はあらゆる芸術の中で唯一の四元的のものとも云われない事はない。この芸術には一種の「運動」が本質的なものである。ただその時とともに運動する「もの」と空間とが物質的でないだけである・・・<寺田寅彦「アインシュタイン」青空文庫>
  2. ・・・ 人間を理解し人間を向上させるためには、盲目的に嘆美してはならないし、没分暁に非難してもならないと同様に、一つの学説を理解するためには、その短所を認める事が必要であると同時に、そのためにせっかくの長所を見のがしてはならない。これはあまり・・・<寺田寅彦「相対性原理側面観」青空文庫>
  3. ・・・ 色彩に乏しい北国の天地に、今雪解にかかっているこの山の姿ばかりは、まったく素晴らしい美しさをもって、あらゆるものの歎美の的となっているのである。 山は白銀である。 そして紺碧である。 頂に固く凍った雪の面は、太陽にまともか・・・<宮本百合子「禰宜様宮田」青空文庫>