ちか・い【近い】 の意味

  1. [形][文]ちか・し[ク]二つのものが空間的、時間的に、また心理的に離れていないさま。
  1. 距離の隔たりが少ない。遠くない。「駅に―・い」⇔遠い
  1. 時間の隔たりが少ない。「正月が―・い」「―・いうちに完成する」「年のせいかトイレが―・い」⇔遠い
  1. 関係が密である。親密である。「半年の交際で―・い間柄になる」「首相に―・い人々」⇔遠い
  1. 血のつながりが密接である。「―・い親戚」⇔遠い
  1. 性質・内容・程度などの隔たりが少ない。「オレンジ色に―・い赤」「理想に―・い相手」⇔遠い
  1. (「目が近い」の形で)近眼である。「細かい字を見すぎて目が―・くなった」⇔遠い
  1. [派生]ちかさ[名]
  • ちか・い【近い】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・     三 その夜の十二時に近い時分、遠藤は独り婆さんの家の前にたたずみながら、二階の硝子窓に映る火影を口惜しそうに見つめていました。

      芥川竜之介「アグニの神」

    • ・・・なだらかに高低のある畑地の向こうにマッカリヌプリの規則正しい山の姿が寒々と一つ聳えて、その頂きに近い西の面だけが、かすかに日の光を照りかえして赤ずんでいた。

      有島武郎「親子」

    • 近い街道では車が軋る。

      著:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ 訳:森鴎外「犬」