あい‐れん【愛×憐】 の意味

  1. [名](スル)哀れみ、いつくしむこと。
    • 「互に―する男女の間にても」〈鉄腸・花間鶯〉
  • 名詞
  • あい‐れん【愛×憐】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・むかし飼槽の中の基督に美しい乳房を含ませた「すぐれて御愛憐、すぐれて御柔軟、すぐれて甘くまします天上の妃」と同じ母になったのである。

      芥川竜之介「おしの」

    • ・・・たよりない幼いものに対する愛憐の情の源泉がやはり本能的なものだということが、よくのみ込めるような気がする。

      寺田寅彦「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」

    • ・・・やっと発展させる可能な条件が社会に現れた今日の日本で、一心に自分を成長させ人間の歴史に何事かを加えたいと希望している愛憐らしい若い人たちが、怯えた苦悩のあらわれた瞳で眺めやっているのは何だろう。

      宮本百合子「人間の結婚」