ちっ‐きょ【×蟄居】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 家の中にひきこもっていること。「終日蟄居して書に親しむ」
  1. 江戸時代、武士に科した刑罰の一。自宅や一定の場所に閉じ込めて謹慎させたもの。終身のものは永蟄居という。
  1. 虫などが冬眠のため地中にこもっていること。
    • 「竜は…陰の時に至りては―を閉づ」〈太平記・二〇〉
  • ちっ‐きょ【×蟄居】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・かがわれる小説をきらいだと断言する上林暁が、近代小説への道に逆行していることは事実で、偶然を書かず虚構を書かず、生活の総決算は書くが生活の可能性は書かず、末期の眼を目標とする日本の伝統的小説の限界内に蟄居している彼こそ、文壇的ではあるまいか・・・

      織田作之助「可能性の文学」

    • ・・・ ――もはや、もう、私ども老人の出る幕ではないと観念いたしまして、ながらく蟄居してはなはだ不自由、不面目の生活をしてまいりましたが、こんどは、いかなる武器をも持ってはならん、素手で殴ってもいかん、もっぱら優美に礼儀正しくこの世を・・・

      太宰治「男女同権」

    • ・・・今月はお金を使いすぎて、蟄居の形なのです。

      太宰治「小さいアルバム」