ちどり‐あし【千鳥足】 の意味

  1. 千鳥の歩くように、足を左右に踏み違えて歩くこと。特に、酒に酔ってふらふらと歩くこと。また、その足つき。「千鳥足で帰る」
  1. 馬の足並みが千鳥の飛ぶ姿のようであること。一説に、その馬の足並みの音が千鳥の羽音に似ているところからともいう。
    • 「―を踏ませて、小路を狭しと歩ませらる」〈太平記・一二〉
  • 名詞
  • ちどり‐あし【千鳥足】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・そして、みんなと別れて、一人で、あちらにぶらり、こちらにぶらり、千鳥足になって、広い野原を、星明かりで歩いてきたのだ。

      小川未明「大きなかに」

    • ・・・壁に凭れ、柱に縋り、きざな千鳥足で船室から出て、船腹の甲板に立った。

      太宰治「佐渡」

    • ・・・、愚痴といやみだけじゃないか、と嘲笑せられているようで、お気の毒に思っていますが、それもまたやむを得ない事で、今まで三十何年間、武術を怠り、精神に確固たる自信が無く、きょうは左あすは右、ふらりふらりと千鳥足の生活から、どんな文芸が生れるか凡・・・

      太宰治「花吹雪」