あ・う〔あふ〕【合う】 の意味

  1. 《「会う」と同語源》
  1. [動ワ五(ハ四)]
  1. 二つ以上のものが近寄って、一つになる。くっつく。「いくつもの川が―・って大きな流れとなる」
  1. よく調和する。適合する。「配色がよく―・う」「和室に―・った装飾」
  1. 二つのものが一致する。くい違いがない。合致する。「息が―・う」「気が―・わない」「話が―・う」
  1. ある基準と一致する。「寸法が―・わない」「答えが―・う」「道理に―・う」
  1. それだけのことをするかいがある。引き合う。「―・わない商売」
  1. 動詞の連用形に付いて複合語をつくる。
  1. ㋐互いに…する。「助け―・う」「取り―・う」
  1. ㋑一緒になる。「落ち―・う」
  1. [動ハ下二]
  1. 他のものに合わせる。また、合わせまじえる。
    • 「母刀自 (おもとじ) も玉にもがもや戴きてみづらの中に―・へ巻かまくも」〈・四三七七〉
  1. 重ね合わせる。まじえる。
    • 「鶺鴒 (まなばしら) 尾行き―・へ」〈・下・歌謡〉

あ・う〔あふ〕【合う】の慣用句

  1. 合うも不思議合わぬも不思議
    • 《「合わぬも不思議」は口調を整えるために添えた言葉》夢や占いは、当たるのがそもそも不思議なのだということ。
  • あ・う〔あふ〕【合う】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・その証拠には自分の如く平生好んで悪辣な弁舌を弄する人間でも、菊池と或問題を論じ合うと、その議論に勝った時でさえ、どうもこっちの云い分に空疎な所があるような気がして、一向勝ち映えのある心もちになれない。

      芥川竜之介「兄貴のような心持」

    • ・・・――そんな事を云い合う内に、我々はもう風中を先に、狭い店の中へなだれこんでいた。

      芥川竜之介「魚河岸」

    • ・・・何か大きな声でわめき合う人の声がした。

      有島武郎「火事とポチ」