ちょうあん〔チヤウアン〕【長安】例文一覧 4件

  1. ・・・それから支那人が書いた本では、大清一統志、燕都遊覧志、長安客話、帝京――編輯者 いや、もう本の名は沢山です。小説家 まだ西洋人が書いた本は、一冊も云わなかったと思いますが、――編輯者 西洋人の書いた支那の本なぞには、どうせ碌な物・・・<芥川竜之介「奇遇」青空文庫>
  2. ・・・ さて閭が台州に着任してから三日目になった。長安で北支那の土埃をかぶって、濁った水を飲んでいた男が台州に来て中央支那の肥えた土を踏み、澄んだ水を飲むことになったので、上機嫌である。それにこの三日の間に、多人数の下役が来て謁見をする。受持・・・<森鴎外「寒山拾得」青空文庫>
  3.  魚玄機が人を殺して獄に下った。風説は忽ち長安人士の間に流伝せられて、一人として事の意表に出でたのに驚かぬものはなかった。 唐の代には道教が盛であった。それは道士等が王室の李姓であるのを奇貨として、老子を先祖だと言い做し・・・<森鴎外「魚玄機」青空文庫>
  4. ・・・それを思うと、麦積山が、タリム盆地の文化圏に非常に近かったとも言えないのであるが、しかしタリム盆地で発達した芸術や宗教がシナの本部の方へ入り込んで来る際に、敦煌から蘭州を経て長安や洛陽の古い文化圏に来たことは確かであろうし、蘭州と長安との中・・・<和辻哲郎「麦積山塑像の示唆するもの」青空文庫>