ちょう‐こう〔チヤウカウ〕【長江】 の意味

  1. 長い川。
  1. 揚子江 (ようすこう) の中国での呼称。チャンチアン。

ちょう‐こう〔チヤウカウ〕【長江】の慣用句

  1. ちょうこうデルタ【長江デルタ】
    • 中国、長江河口の三角州地帯。上海を中心に杭州蘇州に広がる。豊かな農業地帯であったが、近年は工業地帯として大発展。
    • 多田裕計の短編小説。第二次大戦時の中国を舞台とする作品。昭和16年(1941)発表。同年、第13回芥川賞受賞。
  1. ちょうこうぶんめい【長江文明】
    • 長江(揚子江)の流域で発達した、稲作を基盤とする古代農耕文明。新石器時代初期に中流域で栄えた彭頭山(ほうとうざん)文化や、新石器時代晩期に中流域で栄えた屈家嶺(くつかりょう)文化、下流域で栄えた良渚(りょうしょ)文化などを経て、春秋戦国時代の文化に受け継がれたと考えられている。
    • [補説]黄河中下流域では、長江文明とほぼ同時期に、畑作を基盤とする黄河文明が発達していた。
  • ちょう‐こう〔チヤウカウ〕【長江】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・日本人が書いたのでは、七十八日遊記、支那文明記、支那漫遊記、支那仏教遺物、支那風俗、支那人気質、燕山楚水、蘇浙小観、北清見聞録、長江十年、観光紀游、征塵録、満洲、巴蜀、湖南、漢口、支那風韻記、支那――編輯者 それをみんな読んだのですか?・・・

      芥川竜之介「奇遇」

    • ・・・僕は当時長江に沿うた大抵の都会に幻滅していたから、長沙にも勿論豚の外に見るもののないことを覚悟していた。

      芥川竜之介「湖南の扇」

    • ・・・ 月下白光三千里の長江、洋々と東北方に流れて、魚容は酔えるが如く、流れにしたがっておよそ二ときばかり飛翔して、ようよう夜も明けはなれて遥か前方に水の都、漢陽の家々の甍が朝靄の底に静かに沈んで眠っているのが見えて来た。

      太宰治「竹青」