ちょう‐へい【徴兵】 の意味

  1. [名](スル)国家が国民を徴集して一定期間兵役に就かせること。「徴兵されて入隊する」
  • 名詞

ちょう‐へい【徴兵】の慣用句

  1. ちょうへいきひ【徴兵忌避】
    • 徴兵適齢者が、徴兵をまぬがれるために、故意に身体を傷つけたり、病気になったり、逃亡したりすること。兵役忌避。
  1. ちょうへいけんさ【徴兵検査】
    • 徴兵適齢の成年男子に対し、兵役に服する資質の有無を判定するために身体・身上を検査すること。
  1. ちょうへいせい【徴兵制】
    • 国家が一定年齢の国民に兵役義務を課して強制的に軍隊に入隊させる制度。日本では、明治6年(1873)発布の徴兵令に始まり、昭和20年(1945)に廃止。
  1. ちょうへいてきれい【徴兵適齢】
    • 徴兵検査を受ける義務を生じる年齢。旧兵役法では、戸籍法に基づき、満20歳に達する男子。
  1. ちょうへいゆうよ【徴兵猶予】
    • 徴兵の時期を延ばすこと。旧兵役法では、在学者・国外在住者に対して適用された。
  1. ちょうへいれい【徴兵令】
    • 明治6年(1873)に公布された徴兵に関する法令。国民皆兵主義をとり、満20歳に達した男子に兵役の義務を定めたが、当初は多くの免役規定があった。昭和2年(1927)兵役法と改称。
  • ちょう‐へい【徴兵】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・我々青年は誰しもそのある時期において徴兵検査のために非常な危惧を感じている。

      石川啄木「時代閉塞の現状」

    • ・・・ 謙三郎もまた我国徴兵の令に因りて、予備兵の籍にありしかば、一週日以前既に一度聯隊に入営せしが、その月その日の翌日は、旅団戦地に発するとて、親戚父兄の心を察し、一日の出営を許されたるにぞ、渠は父母無き孤児の、他に繋累とてはあらざれども、・・・

      泉鏡花「琵琶伝」

    • ・・・「今の僕なら、どうせ、役場の書記ぐらいで満足しとるのやもの、徴兵の徴の字を見ても、ぞッとする程の意気地なしやけど、あの時のことを思うたら、不思議に勇気が出たもんや。

      岩野泡鳴「戦話」