ちん‐だん【珍談】例文一覧 2件

  1. ・・・「なるほど、これは珍談だな。――おい、君、こうなればもう今夜の会費は、そっくり君に持って貰うぜ。」 飯沼は大きい魚翅の鉢へ、銀の匙を突きこみながら、隣にいる和田をふり返った。「莫迦な。あの女は友だちの囲いものなんだ。」 和田・・・<芥川竜之介「一夕話」青空文庫>
  2. ・・・私を見るや、政治科の鷹見が、「窪田君、窪田君、珍談があるよ」と声を低く、「きのうから出ていない樋口が、どこからか鸚鵡を持って来たが、君まだ見まい、早く見て来たまえ」と言いますから、私はすぐ樋口の部屋に行きました。裏の畑に向いた六畳の間に・・・<国木田独歩「あの時分」青空文庫>