ちん‐でん【沈殿/沈×澱】 の意味

  1. [名](スル)溶液中にまじっている微小固体が底に沈んでたまること。化学では、溶液中の化学反応で不溶性の生成物ができること。または、溶液中の溶質が飽和に達して固まること。「川底にへどろが―する」

ちん‐でん【沈殿/沈×澱】の慣用句

  1. ちんでんがん【沈殿岩】
    • 海水や陸水から沈殿・堆積(たいせき)してできた堆積岩の一種。岩塩などの蒸発岩や、一部の石灰岩・チャートなどがある。
  1. ちんでんざい【沈殿剤】
  1. ちんでんち【沈殿池】
    • 浄水場などで、水中の浮遊物を沈殿させるための池。自然に行う普通沈殿池と、薬品沈殿池がある。
  • ちん‐でん【沈殿/沈×澱】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・冷々然として落着き澄まして、咳さえ高うはせず、そのニコチンの害を説いて、一吸の巻莨から生ずる多量の沈澱物をもって混濁した、恐るべき液体をアセチリンの蒼光に翳して、屹と試験管を示す時のごときは、何某の教授が理化学の講座へ立揚ったごとく、風采四・・・

      泉鏡花「露肆」

    • ・・・いかにかれは零落するとも、都の巷に白馬を命として埃芥のように沈澱してしまう人ではなかった。

      国木田独歩「河霧」

    • ・・・又禹の治水にしても、洪水は黄土の沈澱によりて起る黄河の特性にして、河畔住民の禍福に關すること極めて大なるもの也。

      白鳥庫吉「『尚書』の高等批評」