つき‐そい〔‐そひ〕【付(き)添い】例文一覧 2件

  1. ・・・はっとして吉田がその女の顔を見ると、それはその病舎の患者の付添いに雇われている付添婦の一人で、勿論そんな付添婦の顔触れにも毎日のように変化はあったが、その女はその頃露悪的な冗談を言っては食堂へ集まって来る他の付添婦たちを牛耳っていた中婆さん・・・<梶井基次郎「のんきな患者」青空文庫>
  2. ・・・すると、付添いの看護婦がまた近寄って来て彼を呼びとめた。「あのう、今夜はどうかと思いますの。」「うむ。」と彼は頷いた。 彼は病室のドアーを開けると妻の傍へ腰を降ろした。大きく開かれた妻の眼は、深い水のように彼を見詰めたまま黙って・・・<横光利一「花園の思想」青空文庫>