つじ‐どう〔‐ダウ〕【×辻堂】 の意味

  1. 道ばたに建っている仏堂。
  • 名詞
  • つじ‐どう〔‐ダウ〕【×辻堂】の例文

    出典:青空文庫

    • 辻堂の中で三々九度の杯をするように一杯飲もう、と言った。

      泉鏡花「鷭狩」

    • ・・・動坂を下りて、ずっとゆくと、二股になった道があって、そこに赤い紙をどっさり貼りつけられた古い地蔵さんの立っている辻堂があった。

      宮本百合子「田端の汽車そのほか」

    • ・・・その路々王龍が青い桃を阿蘭にやり、歩きながら阿蘭がそれをかじってゆくところ、赤い辻堂の場面、更に子供のために布を買う阿蘭の姿など、作者の女としての同感、同情、思いやりというものが惻々と底にながれ、感傷をおさえた描写の中に脈うっている。

      宮本百合子「パァル・バックの作風その他」