1. 丸く細長くて中が空洞になっているもの。くだ。管 (かん) 。「竹の—の花入れ」

  1. 銃身砲身。転じて、小銃大砲。「になえ—」「大—」

  1. ブーツの足首から上、ふくらはぎの入る部分。「—回り34センチのブーツ」「—幅を広げたデザイン」

  1. 井戸側壁地上部分を囲んでいるもの。井戸がわ。

  1. 検査などのため、俵にさしこんで米などを取り出すために用いる先のとがった竹製の器具

  1. 轂 (こしき) 異称

  1. 酒を入れる竹筒。ささえ。

    1. 「飲み手は多し、酒は—にて小さし」〈義経記・五〉

鳥の名。セキレイの古名というが未詳

「あめ、—、千鳥 (ちどり) 、ま鵐 (しとと) 」〈・中・歌謡

[動タ下二]伝える。
  • 「春来れば雁帰るなり白雲の道行きぶりにことや—・てまし」〈古今・春上〉
[接助]動詞・動詞型助動詞の連用形に付く。
  1. 二つの動作作用同時並行して行われることを表す。それぞれが…して。…ながら。「諸事情を考慮し—計画を立てる」「大声で叫び—走りだす」

    1. 「日しきりにとかくし—ののしるうちに夜ふけぬ」〈土佐

  1. 二つの動作作用矛盾して行われることを表す。…にもかかわらず。…ていても。「早起きが健康にいいと知り—、つい寝すごしてしまう」→つつも

  1. 動作作用が今も進行継続していることを表す。…し続けている。「成績向上し—ある」「病状快方に向かい—ある」

    1. 「天離 (あまざか) る鄙 (ひな) に五年 (いつとせ) 住まひ—都のてぶり忘らえにけり」〈・八八〇〉

  1. ある動作作用が繰り返し行われることを表す。しきりに…して。…しいしい。

    1. 野山にまじりて竹を取り—、よろづの事に使ひけり」〈竹取

  1. 同じ動作複数の人が同時に行うことを表す。みんなが…して。それぞれが…して。

    1. 「人ごとに折りかざし—遊べどもいやめづらしき梅の花かも」〈・八二八〉

  1. 34の「つつ」が、和歌などの末尾に用いられ、下に続く語の意味言外に含めて)余情・感動を表す。…てはまた…していることよ。ずっと…しつづけていることだなあ。

    1. 「君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降り—」〈古今・春上〉

  1. 上の動作作用がすでに確定したことを表し、下に続ける。…て、そして。…たうえで。

    1. 亡者 (まうじゃ) にいとま申し—、泣く泣くそこをぞ立たれける」〈平家・三〉

[補説]語源については、完了の助動詞「つ」が重なったという説、サ変動詞「す」の連用形「し」の重なったものが音変化したという説、また、その終止形「す」を重ねたものが音変化したなど諸説がある。「つつ」は中世以降しだいにその勢力は衰え、「て」と並んで「ながら」がその領域を侵していく。6は、主に、平安時代以後の和歌に用いられ、7は、中世以降の用法で、12は、現代の話し言葉では「ながら」「て」を用いるのが普通である。

出典:青空文庫

出典:gooニュース

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