つみ‐だ・す【積(み)出す】例文一覧 2件

  1. ・・・――(伊那や高遠へ積み出す米は、みんな木曾路――と言いますの。」「さあ……それはどっちにしろ……その木曾へ、木曾へのきっかけに出た話なんですから、私たちも酔ってはいるし、それがあとの贄川だか、峠を越した先の藪原、福島、上松のあたりだか、・・・<泉鏡花「眉かくしの霊」青空文庫>
  2. ・・・桶屋は「捕れたかい、このごろはなんぼ捕れても、みんな蒸気で上へ積み出すからこちらの口へははいらんわい」とやけに桶をポンポンたたく。門の屋根裏に巣をしているつばめが田んぼから帰って来てまた出て行くのを、羅宇屋は煙管をくわえて感心したよ・・・<寺田寅彦「花物語」青空文庫>