つら‐がまえ〔‐がまへ〕【面構え】例文一覧 2件

  1. ・・・下の大きな、顴骨の高い、耳と額との勝れて小さい、譬えて見れば、古道具屋の店頭の様な感じのする、調和の外ずれた面構えであるが、それが不思議にも一種の吸引力を持って居る。 丁度私が其の不調和なヤコフ・イリイッチの面構えから眼を外らして、手近・・・<有島武郎「かんかん虫」青空文庫>
  2. ・・・それはだぶついていつも曖昧さを漂わせている日本の名士づらに鋭く対照する面構えである。 この指導者が、縦横無尽という風に、ときに悪態さえ交えながら、しかも、婦人たちの本能的なつつしみには自然のいたわりをもっていて、荒っぽく、しかも淡白な話・・・<宮本百合子「風知草」青空文庫>