てかけ‐ばら【手掛け腹/×妾腹】例文一覧 2件

  1. ・・・のみならずある名高い富豪の妾腹にできた少年だった。     二七 画 僕は幼稚園にはいっていたころには海軍将校になるつもりだった。が、小学校へはいったころからいつか画家志願に変っていた。僕の叔母は狩野勝玉という芳崖の乙弟子に・・・<芥川竜之介「追憶」青空文庫>
  2. ・・・千五百石の女ですが、初路さん、お妾腹だったんですって。それでも一粒種、いい月日の下に、生れなすったんですけれど、廃藩以来、ほどなく、お邸は退転、御両親も皆あの世。お部屋方の遠縁へ引取られなさいましたのが、いま、お話のありました箔屋なのです。・・・<泉鏡花「縷紅新草」青空文庫>