でき‐そこない〔‐そこなひ〕【出来損ない】例文一覧 2件

  1. ・・・ 正直にいったら『浮雲』も『其面影』も『平凡』も皆未完成の出来損ないである。あの三作で文人としての名を残すのは仮令文人たるを屑しとしなくてもまた遺憾であったろう。 結局二葉亭は日本には余り早く生れ過ぎた。もし欧羅巴だったら小説家とし・・・<内田魯庵「二葉亭追録」青空文庫>
  2. ・・・面は依然として、木村項の知られざる前と同じように人からその存在を忘れられるならば、日本の科学は木村博士一人の科学で、他の物理学者、数学者、化学者、乃至動植物学者に至っては、単位をすら充たす事の出来ない出来損ないでなければならない。貧弱なる日・・・<夏目漱石「学者と名誉」青空文庫>