てき‐ち【適地】例文一覧 2件

  1. ・・・そこで其処は釣綸を垂れ難い地ではあるが、魚は立廻ることの多い自然に岡釣りの好適地である。またその堤防の草原に腰を下して眸を放てば、上流からの水はわれに向って来り、下流の水はわれよりして出づるが如くに見えて、心持の好い眺めである。で、自分は其・・・<幸田露伴「蘆声」青空文庫>
  2. ・・・明和九年の行人坂の火事には南西風に乗じて江戸を縦に焼き抜くために最好適地と考えられる目黒の一地点に乞食坊主の真秀が放火したのである。しかし、それはもちろんだれが計画したわけでもなく、偶然そういう「大火の成立条件」がそろったために必然的に大火・・・<寺田寅彦「函館の大火について」青空文庫>