てき‐めん【×覿面】 の意味

  1. [名・形動]《「覿」は見る意》
  1. 面と向かうこと。まのあたりに見ること。また、そのさま。転じて、まのあたり。目前。
    • 「―に死と相見ているものは、姑息に安んずることを好まない」〈鴎外青年
  1. 効果・結果・報いなどが即座に現れること。また、そのさま。「覿面な薬の効果」「天罰覿面」
  • 名詞
  • てき‐めん【×覿面】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・だって、覿面に綺麗な鬼になったじゃあないか。

      泉鏡花「眉かくしの霊」

    • ・・・ そんな愚かな考えの者は、覿面に世の中から手ひどいしっぺ返しを喰うに極っているから」「いや僕もけっしてその、経済関係を無視するとかそんな大それた気持からではないのだがね、またそれを無視するほどの元気な気持であれば、きっと僕にも何かできる・・・

      葛西善蔵「遁走」

    • ・・・父の矛盾は覿面に子に来た。

      島崎藤村「嵐」