て‐つけ【手付(け)】 の意味

  1. 売買や請負などの契約締結の際に、その保証として当事者の一方から相手方に交付される金銭。契約が履行されたときは、代金の一部に充当されることが多い。手付け金。手金。「手付けを払う」
  1. 手付き2」に同じ。
  1. 手付き3」に同じ。

て‐つけ【手付(け)】の慣用句

  1. 手付けを打つ
    • 売買・請負などの契約をして手付金を払う。「―・って物件を確保する」
  1. てつけきん【手付(け)金】
  1. てつけそんばいもどし【手付(け)損倍戻し】
    • 手付けを交付した者がその金を放棄し(手付け損)、または交付を受けた者が手付けの倍額を相手方に返還して(手付け倍戻し)、契約を解除すること。
  1. てつけながれ【手付(け)流れ】
    • 手付けを交付した者が契約を履行しないために、その金を受領者に没収されること。
  1. てつけばいもどし【手付(け)倍戻し】
  1. てつけふだ【手付(け)札】
    • カルタなどで、誤って異なる札に手を触れること。また、その罰として引き取った札。
  • て‐つけ【手付(け)】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ とおげんは自分ながら感心したように言って、若かった日に鏡に向ったと同じ手付で自分の眉のあたりを幾度となく撫で柔げて見た。

      島崎藤村「ある女の生涯」

    • ・・・主客総立ちになって奇妙な手付をして手に手に団扇を振廻わしてみてもなかなかこれが打落されない。

      寺田寅彦「烏瓜の花と蛾」