て‐づる【手×蔓】 の意味

  1. 頼りにすることのできる特別の関係。つて。縁故。「就職の手蔓を求める」
  1. てがかり。糸口。「事件解決の手蔓をつかむ」
  • 名詞

て‐づる【手×蔓】の慣用句

  1. てづるもづる【手蔓藻蔓】
    • クモヒトデ綱テヅルモヅル科の棘皮(きょくひ)動物の総称。中央の盤から出る5本の腕がいくつにも分枝し、絡まった蔓のようになる。北太平洋の深海に分布。オキノテヅルモヅルなど。
  • て‐づる【手×蔓】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・手伝をしたり、村役場の小役人みたようなことをしたり、いろいろ困苦勤勉の雛型その物の如き月日を送りながらに、自分の勉強をすること幾年であった結果、学問も段進んで来るし人にも段認められて来たので、いくらか手蔓も出来て、終に上京して、やはり立志篇・・・

      幸田露伴「観画談」

    • ・・・値段も大いに高いけれども、しかし、それよりも、之を求める手蔓が、たいへんだったのである。

      太宰治「親友交歓」

    • ・・・もちろん天下の秀才が出るものと仮定しまして、そうしてその秀才が出てから何をしているかというと、何か糊口の口がないか何か生活の手蔓はないかと朝から晩まで捜して歩いている。

      夏目漱石「道楽と職業」