出典:デジタル大辞泉(小学館)

[接助]《接続助詞「て」+係助詞「も」から》動詞・形容詞と一部の助動詞の連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合は「でも」となる。
  1. 未成立の事柄を仮定条件として述べ、その条件から考えられる順当な結果と対立する内容の文へ結びつける意を表す。たとえ…したとしても。「失敗してもあきらめはしない」「煮ても焼いても食えない」

  1. 既定的な事柄を述べ、その条件から考えられる順当な結果と対立する内容の文へ結びつける意を表す。…たにもかかわらず。「知っていても知らぬ顔をする」

  1. (多く「にしても」「としても」の形で)ある事柄を仮定条件として認めて、下の文の叙述を起こす意を表す。「自信があるにしても、試験を受けるのはいやな気分だ」

[補説]接続助詞としての「ても」は中世以降用いられ、近世になると、逆接の確定条件を表す助詞「ては」に対応して、仮定条件を表現する「ても」が話し言葉の領域で多く用いられるようになり、それが現代語へと引き継がれた。「ても」はこのほか、「なんとしても」「どうしても」「とても」など、多くの慣用語をつくった。