てん‐けい【天恵】 の意味

  1. 天が人に与える恵み。天恩。「豊かな天恵をこうむる」
  • 名詞
  • てん‐けい【天恵】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・そして最後に建築物に関しても、松江はその窓と壁と露台とをより美しくながめしむべき大いなる天恵――ヴェネティアをしてヴェネティアたらしむる水を有している。

      芥川竜之介「松江印象記」

    • ・・・ こうして発達した西欧科学の成果を、なんの骨折りもなくそっくり継承した日本人が、もしも日本の自然の特異性を深く認識し自覚した上でこの利器を適当に利用することを学び、そうしてたださえ豊富な天恵をいっそう有利に享有すると同時にわが国に特異な・・・

      寺田寅彦「日本人の自然観」

    • ・・・こんなことも、××屋主人にとっての何と天恵であろう! この宿には一年以上滞在する客が珍しくないということだ。

      宮本百合子「夏遠き山」