でん‐しょ【伝書】 の意味

  1. 家に代々伝わる書物。また、秘伝や奥義 (おうぎ) などを記した書物。「秘蔵の伝書」
  1. 書類・手紙などを先方に伝えること。「伝書使」
  • 名詞

でん‐しょ【伝書】の慣用句

  1. でんしょばと【伝書鳩】
    • 遠隔地からの通信に利用するドバト。鳩の帰巣性を利用したもので、かつては軍隊・新聞社などで用いたが、現在ではレース用。
  • でん‐しょ【伝書】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・老年 ひとにすすめられて、「花伝書」を読む。

      太宰治「もの思う葦」

    • ・・・という水泳の伝書を読んでいたら、櫓業岩飛中返などに関する条項の中に「兼ねて飛びに自在を得る時は水ぎわまでの間にて充分敵を仕留めらるるものなり」とか、「船軍の節敵を組み落とし、水ぎわまでの間にて仕留めるという教えはよほど飛びに自在を得ざれば勝・・・

      寺田寅彦「空想日録」

    • ・・・たとえば世阿弥の「花伝書」や「申楽談義」などを見てもずいぶんおもしろいいろいろのものが発見さるるようである。

      寺田寅彦「俳諧の本質的概論」