てんじょう‐てんげ〔テンジヤウ‐〕【天上天下】例文一覧 2件

  1. ・・・おぎんは釈迦が生まれた時、天と地とを指しながら、「天上天下唯我独尊」と獅子吼した事などは信じていない。その代りに、「深く御柔軟、深く御哀憐、勝れて甘くまします童女さんた・まりあ様」が、自然と身ごもった事を信じている。「十字架に懸り死し給い、・・・<芥川竜之介「おぎん」青空文庫>
  2. ・・・男に向って云う、君が恋、叶えんとならば、残りなく円卓の勇士を倒して、われを世に類いなき美しき女と名乗り給え、アーサーの養える名高き鷹を獲て吾許に送り届け給えと、男心得たりと腰に帯びたる長き剣に盟えば、天上天下に吾志を妨ぐるものなく、遂に仙姫・・・<夏目漱石「幻影の盾」青空文庫>