でん‐ぴょう〔‐ペウ〕【伝票】例文一覧 2件

  1. ・・・ 自分は眼を伏せたまま、給仕の手から伝票を受けとると、黙ってカッフェの入口にある帳場の前へ勘定に行った。帳場には自分も顔馴染みの、髪を綺麗に分けた給仕頭が、退屈そうに控えている。「あすこに英語を教えている人がいるだろう。あれはこのカ・・・<芥川竜之介「毛利先生」青空文庫>
  2. ・・・ 伝票を掴んでいた。「ああそらいかん」 松本はあわてて手を押えたが、坂田は振り切って、「これはわてに払わせとくなはれ」 と、言った。そして、勘定台の方へふらふらと行き、黒い皮の大きな財布から十銭白銅十枚出した。一枚多いと・・・<織田作之助「雪の夜」青空文庫>