てん‐もく【天目】 の意味

  1. 天目茶碗。また一般に、茶碗。
  1. 天目台」の略。
  • 名詞

てん‐もく【天目】の慣用句

  1. てんもくざけ【天目酒】
    • 天目茶碗で飲む酒。茶碗酒。
      「五斗味噌肴(さかな)に―」〈浄・歌軍法〉
  1. てんもくざや【天目鞘】
    • (やり)の鞘(さや)で、天目茶碗をふせたような形をしたもの。
  1. てんもくだい【天目台】
    • 天目茶碗をのせる台。茶碗とともに中国から渡来したのが始まり。
  1. てんもくだて【天目点て】
    • 天目茶碗で茶をたてること。また、その方式。身分の高い人に対して行う。
  1. てんもくぢゃわん【天目茶碗】
    • 抹茶茶碗の一。擂鉢(すりばち)状で口縁はわずかにくびれ、高台(こうだい)は低く小さい。鎌倉時代に中国浙江(せっこう)省の天目山の寺院で学んだ留学僧が持ち帰ったところからの名。建盞(けんさん)を頂点として古くから珍重され、日本でも瀬戸などで写しが作られた。天目。
  1. てんもくのみ【天目飲み】
    • 天目茶碗で酒をのむこと。
      「―に思ひ出申して」〈浮・五人女・一〉
  • てん‐もく【天目】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 目ばかり黒い、けばけばしく真赤な禅入を、木兎引の木兎、で三寸ばかりの天目台、すくすくとある上へ、大は小児の握拳、小さいのは団栗ぐらいな処まで、ずらりと乗せたのを、その俯目に、ト狙いながら、件の吹矢筒で、フッ。

      泉鏡花「露肆」