てん‐よう【転用】例文一覧 5件

  1. ・・・寺石氏はこのジャンの意味の転用に関する上記の説の誤謬を指摘している。また終わりに諏訪湖の神渡りの音響の事を引き、孕のジャンは「何か微妙な地の震動に関したことではあるまいか」と述べておられる。 私は幼時近所の老人からたびたびこれと同様な話・・・<寺田寅彦「怪異考」青空文庫>
  2. ・・・そうしてこの考えを押し拡げて吾人の身辺を囲繞するあらゆる変化を因果をもって律しようという了見から何かその変化の原因となるものを考えたいので、この原因に力という語を転用するに至ったのであろう。普通に云う力学上の力はすなわちいわゆる機械的の力で・・・<寺田寅彦「物質とエネルギー」青空文庫>
  3. ・・・ 純粋な科学の各種の方面でも物理学を応用しあるいは物理学の研究方法を転用する事が盛んになる。天文、気象、地質、海洋等に関する自然科学研究に物理学応用の発達して行くのはむしろ当然の事であろうが、普通の意味における物質とはよほど縁の遠い生理・・・<寺田寅彦「物理学の応用について」青空文庫>
  4. ・・・それ等の機会を、彼は階級的方向に転用しようとするのである。 K部落の土着で、「ふん、自家用か、お前も役場の衆みたいなことをいう! これ以上、どうして芋が食える。朝食うて、昼食うて晩食うて……。お前に食わさんのが慈悲じゃと思え」という兄に・・・<宮本百合子「一連の非プロレタリア的作品」青空文庫>
  5. ・・・我々はアメリカの抜目ない興行主のやり口をソヴェト式に転用しなければならないのだ。」 最近、五ヵ年計画の文化事業の一つとして劇場組織の大変革が声明された。СССРの全劇場を人民文化委員会の芸術部、職業組合、集団農場、中央部の完全な共同管理・・・<宮本百合子「三月八日は女の日だ」青空文庫>