」の濁音歯茎の有声破裂子音[d]と母音[o]とから成る音節。[do]

  1. つち。土壌。「—に帰す」

  1. 土地。地方。国。

    1. 医師は…至急に—を換うるが第一ならんと」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉

  1. 土曜日。

  1. 五行 (ごぎょう) の第三位。方位では中央季節では土用五星では土星十干では戊 (つちのえ) ・己 (つちのと) に配する。

中国で、戦国時代以降用いられた機械仕掛けの弓。いしゆみ。おおゆみ。

[名]
  1. 物事のほどあい。程度。また、限界。「—を過ごす」「親密の—を深める」「—を越す」

  1. 回数。たび。「—を重ねる」

  1. 数量程度などを表す単位

    1. 温度単位。→セ氏温度カ氏温度

    2. 経度緯度単位

    3. 角度単位円周を360等分し、その一単位の弧に対する中心角の角度を1度とする。

    4. ㋓めがねの強さを示す単位。焦点距離をメートルで表した数の逆数で示す。「近視の—が進む」

    5. 音程単位。全音階では、二つの音が同音のものを1度とし、各音が隔たるごとに2度、3度と数える。

    6. ㋕アルコールの含有量を示す単位。1度はアルコール分が1パーセントであることを示す。

[接尾]助数詞。物事回数を数えるのに用いる。回。たび。「二—三—と繰り返す」

筌 (うえ) 」に同じ。

  1. 洋楽階名の一。長音階の第1音、短音階の第3音。

  1. 日本音名ハ音のイタリア音名

[接助]活用語の已然形に付く。
  1. 逆接の確定条件を表す。…が、しかし。…けれども。

    1. 「さばかりおぼしたれ—、限りこそありけれ」〈桐壺

  1. 上の事柄を受け、それを条件として予想されることに反する事柄がいつも起こることを表す。…の場合でも、きまって。…ても。

    1. 「よき人の物語するは、人あまたあれ—、一人に向きて言ふを、おのづから人も聞くにこそあれ」〈徒然五六

[補説]「ども」と同じ意味用法をもつが、中古から中世にかけて、漢文訓読文系統では「ども」が多用されているのに対し、仮名日記系統では「ど」が圧倒的に多かった。中世中ごろからは女性も「ども」を多く用い、「ど」は衰えた。現代語では文章語として、「といえど」「と思えど」「待てど暮せど」など慣用的表現に用いられる。
[接頭]名詞や形容詞に付く。
  1. まさにそれに相当するものであることを強調する。「—真ん中」「—ぎつい」

  1. ののしり卑しめる意をより強く表す。「—けち」「—下手」

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