どい〔どゐ〕【土井】例文一覧 2件

  1. ・・・…… しかし正純は返事をせずに、やはり次ぎの間に控えていた成瀬隼人正正成や土井大炊頭利勝へ問わず語りに話しかけた。「とかく人と申すものは年をとるに従って情ばかり剛くなるものと聞いております。大御所ほどの弓取もやはりこれだけは下々のも・・・<芥川竜之介「古千屋」青空文庫>
  2. ・・・ そこへ土井がやってきた。彼はむずかしい顔して、行儀よく坐ったが、「君のところへは案内状が行ったかね?」と、私は訊いた。「いや来ない……」「ふーむ」と言った彼は頤のあたりを撫で廻して、いっそうまた気むずかしく考えこんだ風であ・・・<葛西善蔵「遁走」青空文庫>