とい‐かけ〔とひ‐〕【問(い)掛け】例文一覧 3件

  1. ・・・せんで、番町の石川という御旗下の邸へ往くと、お客来で、七兵衞は常々御贔屓だから、殿「直にこれへ……金田氏貴公も予て此の七兵衞は御存じだろう、不断はまるで馬鹿だね、始終心の中で何か考えて居って、何を問い掛けてもあい/\と答をする、それが来・・・<著:三遊亭円朝 校訂:鈴木行三「梅若七兵衞」青空文庫>
  2. ・・・婆さんも余から何か聞くのが怖しく、余は婆さんから何か聞くのが怖しいので御互にどうかしたかと問い掛けながら、その返答は両方とも云わずに双方とも暫時睨み合っている。「水が――水が垂れます」これは婆さんの注意である。なるほど充分に雨を含んだ外・・・<夏目漱石「琴のそら音」青空文庫>
  3. ・・・と、吉里の調子はにわかに変ッて、仔細があるらしく問い掛けた。「ああ、来ないんだよ。二三日脱されない用があるんだとか言ッていたんだからね。明後日あたりでなくッちゃア、来ないんだろうと思うよ。先日お前さんのことをね、久しく逢わないが、吉里さ・・・<広津柳浪「今戸心中」青空文庫>