とうがね【東金】例文一覧 3件

  1. ・・・三人は東金より買い来たれる菓子果物など取り広げて湖面をながめつつ裏なく語らうのである。 七十ばかりな主の翁は若き男女のために、自分がこの地を銃猟禁制地に許可を得し事柄や、池の歴史、さては鴨猟の事など話し聞かせた。その中には面白き話もあっ・・・<伊藤左千夫「春の潮」青空文庫>
  2. ・・・天明三年十二月二十四日夜歿し、亡骸は洛東金福寺に葬る。享年六十八。 蕪村は総常両毛奥羽など遊歴せしかども紀行なるものを作らず。またその地に関する俳句も多からず。西帰の後丹後におること三年、因って谷口氏を改めて与謝とす。彼は讃州に遊びしこ・・・<正岡子規「俳人蕪村」青空文庫>
  3. ・・・謙介は成長してから父に似た異相の男になったが、後日安東益斎と名のって、東金、千葉の二箇所で医業をして、かたわら漢学を教えているうちに、持ち前の肝積のために、千葉で自殺した。年は二十八であった。墓は千葉町大日寺にある。 浦賀へ米艦が来・・・<森鴎外「安井夫人」青空文庫>