どう‐ちょう〔‐テウ〕【同調】例文一覧 5件

  1. ・・・と書かれたり侘禅師から鮭に白頭の吟を彫る秋風の呉人は知らじふぐと汁 右三種類のほかに春水や四条五条の橋の下の句は「春の水」ともあるべきを「橋の下」と同調になりて耳ざわりなれば「春水」とは置いたるならん。ただし四条五条・・・<正岡子規「俳人蕪村」青空文庫>
  2. ・・・がファッシズムのもとにどんなに圧しひしがれ同調したかということは後にあらわれる「厨房日記」その他において示された。「冬を越す蕾」は、同じ一九三四年の十一月にかかれ、複雑で困難な転向の問題をとりあげている。こんにちのわたしとしては、もう一・・・<宮本百合子「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」青空文庫>
  3. ・・・読売新聞の時評はいち早くこの卓見に同調して、労働者に家族手当を出すので子供を生む。家族手当をやめよ、賃銀を労働者一人の能率払いにせよ、と書いている。『中央公論』は、仄聞するところによると十万の出版部数をもっているそうだ。『中央公論』をよ・・・<宮本百合子「鬼畜の言葉」青空文庫>
  4. ・・・この事件で検事局が警視庁の捜査本部へ殺人の方向で進めてくれと特に注文をつけ、捜査本部はかならずしも同調しなかったことは世人の記憶にあたらしい事実である。『読売新聞』は一貫して犯罪性を強調し、この裏に共産党ありと、あすにも犯人があがりそう・・・<宮本百合子「犯人」青空文庫>
  5. ・・・アジアにおける資本主義国として、西欧資本主義の利益探求の方向に同調し、その範囲で日本の資本主義を強化してゆくために、兵としての人民は重要な軍需消耗品である。自身の繁殖力によって消耗を自動的にカバーしてゆく消耗品である。日ごろは人民のつつまし・・・<宮本百合子「平和への荷役」青空文庫>