兎 (うさぎ) の角 (つの) 。現実存在しないもののたとえ。「亀毛 (きもう) —」

[副](スル)
  1. さまざまな物事漠然とさす。何や彼 (か) や。いろいろ。「—するうちに一年が過ぎた」

  1. ある状態になりやすいさま。または、ある傾向が強いさま。ともすれば。ややもすると。「年をとると—忘れっぽくなって困る」

    1. 「涙は—に止まなかった」〈小杉天外・はやり唄〉

  1. 何はさておき。何にせよ。「—この世は住みにくい」

  1. (「とかくの」の形で)あれこれよくないさま。「彼には—の噂 (うわさ) がつきまとう」

[名]種々さまざまな事柄
    1. 「先師暫く吟じて、—をのたまはず」〈去来抄・先師評〉

[補説]兎角」「左右」とも当てて書く。

出典:青空文庫

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