とく‐い【特異】 の意味

  1. [名・形動]
  1. 特別に他とちがっていること。また、そのさま。「彼はこの会社では特異な存在だ」
  1. 特にすぐれていること。また、そのさま。「特異な才能の持ち主」
  1. [派生]とくいさ[名]
  • 名詞

とく‐い【特異】の慣用句

  1. とくいエックスせんパルサー【特異X線パルサー】
    • X線パルサーのうち、自転周期が2~11秒、磁場が通常の中性子星より10~1000倍程度強い天体。突発的な増光は見られず、ほぼ定常的に熱的なX線が観測される。AXP(anomalous X-ray pulsar)。
    • [補説]発見以来20年近くその正体は不明だったが、マグネターが極めて強い磁場のエネルギーを何らかの形で解放しているものと考えられている。
  1. とくいじどう【特異児童】
    • 教育上特別な配慮を要する児童。心身障害児・学業不振児など。広義には、天才児・英才児を含めることもある。
  1. とくいしょうわくせい【特異小惑星】
  1. とくいせい【特異性】
    • そのものに備わっている特殊な性質。特殊性。
    • 抗体の、特定の抗原とだけ反応する性質。また、酵素の、特定の基質と結合することによってだけ作用する性質。
  1. とくいせい【特異星】
    • 通常の恒星と異なる特殊なスペクトルを示す星の総称。外層大気の化学組成の違いに由来するものと、大気の構造や運動に起因するものなどがある。前者の代表例は化学特異星、後者の代表例はウォルフライエ星が知られる。
  1. とくいたいしつ【特異体質】
  1. とくいてん【特異点】
    • 曲線・曲面上で、接線や接平面が存在しないか二つ以上ある点。
    • 重力の固有の大きさが無限大になってしまう点。ブラックホールは宇宙の特異点である。時空の特異点。
  1. とくいてんていり【特異点定理】
  1. とくいび【特異日】
    • ある天候が、偶然とは思われないほど高い確率で現れる特定の日。2月7日の春一番、11月3日の秋晴れなど。
  1. とくいゆくえふめいしゃ【特異行方不明者】
    • 行方不明者のうち、殺人・誘拐等の犯罪により生命または身体に危険が生じているおそれがある人、少年の福祉を害する犯罪の被害にあうおそれがある人、水難・交通事故など生命にかかわる事故に遭遇しているおそれがある人、遺書や平素の言動などから自殺のおそれがある人、精神障害や危険物携帯などの事情により自身を傷つけたり他人に害を及ぼすおそれがある人、病人・高齢者・年少者などで自救能力がないことにより生命または身体に危険が生じるおそれがある人をいう。行方不明者発見活動に関する規則(国家公安委員会規則)に規定。
  • とく‐い【特異】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・その僕の感想文というのは、階級意識の確在を肯定し、その意識が単に相異なった二階級間の反目的意識に止まらず、かかる傾向を生じた根柢に、各階級に特異な動向が働いているのを認め、そしてその動向は永年にわたる生活と習慣とが馴致したもので、両階級の間・・・

      有島武郎「片信」

    • ・・・これは確かに北海道の住民の特異な気質となって現われているようだ。

      有島武郎「北海道に就いての印象」

    • ・・・もし母が昔の女の道徳に囚れないで、真の性質のままで進んでいったならば、必ず特異な性格となって世の中に現われたろうと思う。

      有島武郎「私の父と母」