とちっ‐こ【土地っ子】例文一覧 2件

  1. ・・・露柴も、――露柴は土地っ子だから、何も珍らしくはないらしかった。が、鳥打帽を阿弥陀にしたまま、如丹と献酬を重ねては、不相変快活にしゃべっていた。 するとその最中に、中折帽をかぶった客が一人、ぬっと暖簾をくぐって来た。客は外套の毛皮の襟に・・・<芥川竜之介「魚河岸」青空文庫>
  2. ・・・わたしなぞとは違って土地っ子ですから。」 僕等もNさんの東京から聟に来たことは耳にしていた。のみならず家附の細君は去年の夏とかに男を拵えて家出したことも耳にしていた。「魚のこともHさんはわたしよりはずっと詳しいんです。」「へええ・・・<芥川竜之介「海のほとり」青空文庫>