とどけ‐で【届(け)出】例文一覧 4件

  1. ・・・そこでわたくしどもも賛成して試験的にごくわずか造って見たのですが、それを税務署へ届け出なかったのです。ところがそれをだしにして、わたくしのある部下のものがわたくしを脅迫しました。あの晩はじつに六ヵしい場合でした。あすこに来ていたのはみんな株・・・<宮沢賢治「ポラーノの広場」青空文庫>
  2. ・・・ 画かきや作家等は一ヵ月の収入が不定だから、毎月の収入を届け出て、それに依って毎月家賃でも凡ての生活費の支弁率が変って来る。例えば作家クラブ等では、団体に属している作家は半額で食堂の食事が食べられる、五ルーブルの食事が二ルーブル半で出来・・・<宮本百合子「露西亜の実生活」青空文庫>
  3. ・・・ 九郎右衛門等三人は河岸にある本多伊予守頭取の辻番所に届け出た。辻番組合月番西丸御小納戸鵜殿吉之丞の家来玉木勝三郎組合の辻番人が聞き取った。本多から大目附に届けた。辻番所組合遠藤但馬守胤統から酒井忠学の留守居へ知らせた。酒井家は今年・・・<森鴎外「護持院原の敵討」青空文庫>
  4. ・・・お医者さんの診断書貰うて、役場へ死亡届出さにゃ叱られるわして。」とお留は云った。「そんなら、もういっぺん打ちやけるか?」 秋三はお霜を眺めてそう訊くと、お霜は安次の着ていた蒲団を摘まみ上げて眺めた。「そんな汚い物、焼いて了え。」・・・<横光利一「南北」青空文庫>