とり‐あ・う〔‐あふ〕【取(り)合う】例文一覧 2件

  1. ・・・「今日僕の友だちに、――この缶詰屋に聞いたんだが、膃肭獣と云うやつは、牡同志が牝を取り合うと、――そうそう膃肭獣の話よりゃ、今夜は一つお蓮さんに、昔のなりを見せて貰うんだった。どうです? お蓮さん。今こそお蓮さんなんぞと云っているが、お・・・<芥川竜之介「奇怪な再会」青空文庫>
  2. ・・・傲然として鼻の先にあしらうごとき綱雄の仕打ちには、幾たびか心を傷つけられながらも、人慣れたる身はさりげなく打ち笑えど、綱雄はさらに取り合う気色もなく、光代、お前に買って来た土産があるが、何だと思う。当てて見んか。と見向きもやらず。 善平・・・<川上眉山「書記官」青空文庫>